August 05, 2008
ピンチこそアイディア
「また、値上がりするの?」
最近、食品や光熱費など様々なモノが値上がりし、生活に直結するものだけに家計には大打撃です。
中でも話題になっているのがガソリン。
行楽シーズンを迎えた今、折角のマイカーを使うのすら躊躇してしまうのは、何とも残念なことです。
このガソリン高騰を受けて、様々なサービスが誕生しています。
近畿日本ツーリストは、伊東温泉や北軽井沢など関東近郊に点在する5つのホテルを対象にガソリン券付きのツアー「マイカー応援隊 マル得 宿泊プラン」を作りました。
対象となるホテルは、新潟県南魚沼市の「ホテルグリーンプラザ上越」、北軽井沢の「ホテルグリーンプラザ軽井沢」、伊東温泉の「ハトヤホテル」「ホテルサンハトヤ」、そして静岡県熱海市の「ホテル水葉亭。
マイカー利用者に、1部屋あたり20リットルのガソリン券を付けることで、夏休みの旅行需要を喚起するのが狙い。
この宿泊プランは各ホテルとも1日10部屋限定のようですが、具体的に20リットルという数字で示されたお得感が嬉しいサービスです。
宿泊先となるホテルや旅館も考えています。
奥日光小西ホテルが始めたのは、ガソリン代キャッシュバックプラン。
マイカー、レンタカーにかかわらずクルマで到着した場合に限り、人数と宿泊数によってキャッシュバックが受けられます。
例えば、大人の場合はひとり一泊あたり1,500円。
子どもだと、ひとり一泊あたり1,050円。
これだと、子ども2人の家族4人が2泊した場合、10,200円ですから、バカにならない金額ですね。
ガソリン高騰で直接打撃を受けているのは、ガソリンスタンド。
単なる価格競争には限界がある、ということで考え出されたのが映画業界とのタイアップです。
組んだのは全国に420店舗を展開するガソリンスタンド最大手の宇佐美グループと東映。
実際にこのキャンペーンが適用されるのは、9店舗に限られるようですが、発想が面白い。
割引を受けたい人は、最初の給油時に映画「少年メリケンサック」の宣伝ステッカーをもらい、次回の給油時にそのステッカーを見せます。
支払いは現金のみで、1店舗あたり先着100人という制約はありますが、業界初の試みは何より話題を集めているようです。
(以下、2008/7/13のnikkansports.comより)
映画業界、石油小売り業界でともに初の試みとなるこのキャンペーンは、隔週刊テレビ誌「テレビブロス」の読者投稿がきっかけ。
CMなどのクリエイティブディレクターを務める箭内道彦氏(44)が「広告」を題材にした連載を同誌に持っており、読者から原案が寄せられた。
同映画のロゴデザインも手掛けた箭内氏が配給元の東映に提案したところ、パンクバンドが車で移動しながら全国ライブハウスツアーを行うという作品内容がガソリンと縁が深く、同時に「新しい広告の形として面白い」と快諾。
そして、東映の「ガソリン問題が深刻な地方でも展開したい」という要望から、全国展開するガソリンスタンドチェーン最大手の宇佐美グループに白羽の矢を立てた。
同グループも最大の需要期に割引キャンペーン実施することで、価格高騰によるガソリンスタンド離れに歯止めをかける効果も期待できることもあり快諾。
東映が広告費としてガソリン代の一部を支払う形で前代未聞のキャンペーンが成立した。
ステッカーを張った車が走ることで東映には映画宣伝となり、宇佐美グループは客足増加を望め、ドライバーは低価格で給油できる。
3者が得をするという画期的なキャンペーンとして話題になりそうだ。
(↑ここまで)
ピンチに直面した時に、周りと同じ対応をしていたのでは深みにハマるばかり。
ピンチに直面して困ったと頭を抱え込んでいるだけなのか、逆にそのピンチをチャンスととらえ、そこにアイディアを注ぎ込むのか、大きな分かれ道です。
メールマガジンで読みたい方はこちらへ
⇒http://www.mag2.com/m/0000252362.html
◆アイデアを生むヒント
困ったと思ったらチャンス。
そこで生まれるアイディアには千金の価値がある。
-----------------------------------------------------------------------------
◆編集後記
週末、東北芸術工科大学のオープンキャンパスに行って、来年卒業する高校生たちにアイディアの重要性について話をしてきました。
視点を変えることの重要性を説明するためにトリックアートを見せると、「そのまま読めばいいんですか?」との答。既成概念にとらわれてモノを見ているのは、我々大人の方だと反省する場面も。
あなたにはこれが何に見えますか?

