June 17, 2008
選択肢の提供
「evianください。」
先日、海外に出張がありました。
海外へ行くことは心躍るものがありますが、飛行機の長旅はとても辛いもの。
そんな機内の楽しみのひとつが食事。
決して美味しいものではありませんが、長い時間の退屈から少しでも紛れることの出来る瞬間です。
搭乗して直ぐの機内食には、必ず選択肢があります。
誰もが当たり前のように思っていますが、「Beef or chicken?」などのように必ず聞かれますね。
そして飲み物。
コーヒーか紅茶、日本発の場合はグリーンティもある。
今回、面白いなと思ったのは、ペットボトル入りの水を持ったキャビンアテンダントが回って来た時。
「どちらの水になさいますか?」
飲み慣れたevianを頼みましたが、水まで聞かれたのは初めてでした。
考えてみると、機内サービスの殆どに選択肢がありますね。
新聞は、読売新聞か、朝日新聞か、日経新聞か、スポーツ新聞か。
モニターは、映画か、ゲームか、音楽か、機外カメラか、到着地案内か。
そもそもシートだって、ファーストクラスか、ビジネスクラスか、エコノミークラスに分かれています。
これって、その中身が重要なんじゃなくて、選択肢があることが重要なんじゃないかと思うんです。
人間誰しもひとつのことを押し付けられるのを嫌がります。
自分は自分の選択でこうしているんだと思いたいんです。
だから、evian or 富士山。
こんなこと言っちゃ怒られるかもしれませんが、機内でエコノミー症候群を防ぐ為に飲む水なんてなんだっていいんです。
いや、ホント。
そのどうでもいい水が2つあるのを見て、初めて選択があることの重要性に気が付いた訳です。
勿論、コストは多少上がるでしょうが、狭い機内に長い間閉じ込められる人たちのストレスを和らげているのは間違いありません。
その後、カラクリを発見。
シートの後ろに差し込まれた食事MENUの中面に、『富士山のバナジウム天然水』の広告がしっかりと載っていました。
お客さんの選択肢が広がって、航空会社には広告料も入る。
イイですね。
ひとつのことで質を高めようとするのも大切ですが、選択肢を増やすという考え方もありということです。
一番根っこのところで発想を変えることが、アイディアには大切なのかもしれません。
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◆アイデアを生むヒント
アイディアを評価するのは自分ではなく周りのヒトだ。
ターゲットとするヒトの置かれた状況、気持ちから発想を始めてみよう。
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◆編集後記
北欧3ヶ国を訪れました。
6月は高校の卒業シーズン。
高校を出た彼ら/彼女らは、親元を離れ自力で生計を立てながら大学や職業学校に通ったり、就職したりすると言います。
だから、高校の卒業には日本以上に大きな意味があるのでしょう。
しかし、トラックの荷台でお酒を浴びるほど飲みながら、奇声を上げ続けるその様は、楽しそうだったなぁ。

